肌断食という、究極のスキンケア。
わたしは肌断食の中でもとくにストイックな、「何もつけない肌断食」を3年半続けて、シミを消した経験があります。
肌断食のメリット、デメリット、頑固なシミも消してしまう非接触型の肌断食のやり方についてまとめてみました。
肌断食メリット
- ニキビ吹き出ものが減る
- 肌が丈夫になる
- 化粧品代がかからない
- メイクにかかっていた時間がなくな
などが、肌断食をするメリットです。
とくに肌トラブルが多く、何をやっても治らない(かつてのわたし)
そんな方には、肌断食が救いになることも多いです。
肌断食デメリット
- 慣れるまでが大変
- スッピンが辛い
- コスメを買う楽しみがなくなる
- 合わない人もいる
それまで使っていた洗顔フォームや、ローション、乳液などのスキンケアと、
メイクアップコスメを全てやめるわけですから、それはもちろん大変です。
そしてコスメを買う喜びとかワクワク感もなくなりますし、メイク時間がなくなることで、
メリハリが無くなったりもします。
肌断食のやり方
さて、肌断食とひとくくりにしていますが、実はやり方はいろいろあります。
有名なところでは、宇津木式ですね。
宇津木医師のやり方は、石けんとワセリンを使うのがOK
肌断食と言ったら、宇津木式を連想される方も多いポピュラーな方法です。
プチ肌断食
肌断食は実践するのが難しいという人が、
より自分にあった肌断食をアレンジしているやり方が
- 夜だけ肌断食
- 週末だけ肌断食
- クレンジングだけ肌断食
ほかにも、いろいろなプチ断食方法があります。
ここ最近大人気の美容家(でいいのかな?)、石井美保さんも
ご自分なりの肌断食を実践してから乾燥肌が改善されたと言います。
その方法は、短期間の集中肌断食で、石井さんは3日〜5日間
メイクはもちろん、クレンジング、スキンケアを一切しない期間をもうけ、
これまでにない透明感のある肌を実感したそうです。
非接触肌断食はいちばんストイックな肌断食
わたしはかつて、肌断食を3年半実践しました。
やり方は、肌断食の中でもとくにストイックでガチなやり方
非接触・何もつけない肌断食です。
肌断食って何もつけないのが当たり前でしょ
えぇ、そうなんですが、
非接触は、何もつけないだけじゃなく、NGなものがたくさんあるんです。
非接触肌断食で使ってはいけないもの
- 石けん
- シャンプー・リンス類
- スキンケア全て
- 日焼け止め(長時間外にいる場合は除く)
- ボディーソープ
- 入浴剤
- ハンドクリーム
- 柔軟剤
- クリーニング
- フェイスタオル
ざっと思い出しただけでもこれだけあります。
中には、肌断食と関係ないんじゃないの?
というものもありますよね。
柔軟剤とかクリーニングとか。
これには理由がありまして、非接触肌断食では
肌トラブルの原因となる、刺激性物質との接触をとことん避けるのです。
中でも特に避けるべきとされるのは「シリコーン」
シャンプー&トリートメントはもちろんですが、シリコーンは生活の中のいろんなものに含まれています。
たとえば、ほぼ毎日のように触れる「パソコンのマウス」とか。
普通につかっているもの触れているものにシリコーンが含まれていて、シリコーンに触れた手で肌を触ると、そこで刺激になっていて肌荒れを起こす。
暮らしの中でシリコーンを排除するのはほぼ無理ですが、「顔に極力触らないようにすると、
肌荒れがおこりにくい」そうです。
慣れるとなんとかなるのですが、生活の中でごく当たり前に使っていたものを排除するのは
最初は大変でした。
肌断食を始めた理由
わたしが肌断食を始めた理由は、湯シャンの体験記でも書いたのですが、
ニキビにずっと悩まされていたからです。
湯シャンの体験記はこちらにまとめております^^
毎日ブツブツができて、いつでも肌がきたない。
皮膚科に行き、食べ物もマクロビオティックの教室数カ所に通いました。
食べ物はもちろん、肌に触れるタオル類もオーガニック。
手作りの酵素なども作り、肌や体に良さそうなことはいろいろ取り入れてきました。
でも治らない。
そんなある日健康雑誌で、非接触生活研究会さんのことを知りました。
むずかしそうだけど、
「何をやってもニキビが治らないんだから、いっそ全部やめちゃおう」
背水の陣でした(笑)
肌断食の具体的なやり方
最初は、非接触生活研究会さんのHPを参考に実践していたのですが、
自分1人でやっているとどうしても甘えが出てしまうので、モニターとして登録することにしました。
モニターは実際に非接触生活研究会さんのオフィスで、肌を観てもらって、肌の数値を測定してもらうことができます。
「まぁ、これくらい良いか」と、テキトーなことをすると
すぐに数値に表れてしまうので、かなりストイックな実践になりました。
顔を洗うときも石けん類は使わず、シャンプーも湯シャン。
顔をふくのはタオルじゃなく、エリエールの無漂白キッチンペーパー。
洗濯洗剤は、トップクリアリキッド(当時は)のみ。
メイク用品は、非接触生活研究会さんで作っているオリジナルの刺激が少ないものを使うことができます。
もちろんクレンジングはつかえないので、落とすのはお湯とてぬぐいです(笑)
お風呂に入っても、お湯で体を洗う。
クリーニングに洋服を出さず、自宅で洗うのが普通になりました。
これはクリーニングの溶剤が刺激になることと、クリーニングから帰ってくる時に入っている袋も刺激になるから。
肌が乾燥したときは、ごく少量のワセリンを塗っても良いとされていますが、わたしはもともと肌が乾燥することがないので、ほとんど使うことはありませんでした。
そして、非接触生活に欠かせない魔法のパックに助けられていました。
それは、ASVCという活性保持型ビタミンC
アスコルビン酸を濃度35%で安定させた化粧品原料です。
このASVCは皮膚科の医師も実際に使用したり販売しているケースも多く、
有用性はかなり高く評価されています。
ASVCを1日1回、3分程度塗って洗い流す。
それだけでスキンケアの全てが終了です。
肌断食でシミが消えた!
当時わたしは、ニキビとシミにも悩んでいました。
原因は、30代半ばまでボディボードをするために毎週海に通っていて、
夏から秋にかけて真っ黒に日焼けしていたからです。
ある日、30代のころ一度できて自然に消えたシミが、同じ場所にポツッと小さくできて、
それがあっという間に1㎝強の丸いはっきりクッキリしたシミになったのです。
こちらが当時の画像
論より証拠、はっきりとしたシミですよね(笑)
シミなんてレーザーで取れるから大丈夫
とシミを舐めていたわたし。
甘かったと気づくのは、皮膚科クリニックで何度かレーザーをあてても、
全くシミが消えなかったからです。
非接触研究会さんで
「シミが気になっていて、レーザー治療をしようと思っているのですが」
と相談したら、
「あなたのような敏感肌の方はレーザー治療でシミは取れないと思いますよ」
と衝撃的な答えをいただきました。
レーザーが効かないとは?
そして、わたしって敏感肌だったの?
このときまで自分は、ただのニキビ肌もしくは脂性肌だと思っていたのです。
そうか、敏感肌だったのか・・・。
なのに、ガンガンスクラブとかニキビ用コスメとか使ってたんです。
そりゃ、肌トラブルも起こるよね。
ASVCをシミに塗ること毎日。
すこーしずつシミが薄くなってきました。
そうして気づいたら、シミが消えていました!
気づいたら消えていました。
とは言っても、3年かかっているんですけどね(笑)
でも、それまでハイドロキノンのクリーム(皮膚科処方のもの)も、レーザーも全く効かなかったシミです。
もう半ばあきらめていたので、シミが消えたときにはほんとうに感動しました。
友人にも「シミ消えたよね!」と驚かれました^^
もし、シミが気になっていて何をやっても取れないと思ったら、肌断食 プラス ASVCが良いかもしれません。
時間はかなりかかるんですけどね・・・。
肌断食をやめた
シミを消すのには3年の月日を要しましたが、ニキビはわりとあっさりと治っていきました。
肌断食を始めて、1ヶ月もかからなかったんじゃないかと思います。
ニキビが消えたのも嬉しかったけど、シミがなくなったのはその何倍も嬉しかったです。
ところが、
シミが取れてしまったら急にモチベーションが落ちてしまいました。
そこにもってきて、よかれと思っていた湯シャンで頭皮がアレていることが発覚。
「そろそろ肌断食と湯シャンを卒業しよう」
と思いました。
始めるときよりやめるときの方が、決意が必要になりますが、わたしはシミが消えるというゴールがあったから、あっさりとやめることができました。
肌断食を実践して、シミとニキビは消えたけど、
決して肌が綺麗になったとか、毛穴が小さくなったということはありませんでした。
これは元々の肌質によるものなんじゃないかなぁと思うのですが、
そのことも肌断食をやめやすかった理由かもしれません。
肌断食やめたあと
しかしやめたと言っても、翌日から以前のようにコスメやシャンプーを使えません^^;
さんざん化粧品やシャンプーが肌におよぼす悪影響を聞いていましたからねぇ(笑)
でも、やっぱり女心として、化粧品類を使ってみたいのです。
優しい香りに癒されたり、ふんわり泡立つ洗顔料で顔を洗ったり、ツヤのある髪になりたいじゃないですか。
しかし、何から始めていいのかわからない(笑)
そんなとききっかけになったのは、白髪を染めるカラートリートメントでした。
白髪をそれまではヘナで染めていたけど、髪はパサパサだし時間もかかりすぎる上に、赤い髪色も嫌でした。
しかし白髪は容赦無く生えてくる。笑
ちょうどそのときに発売された、カラートリートメントがあって、髪にも優しそう。
試しにおそるおそる使ってみたら、これが綺麗にそまって髪がツヤツヤ。
いま愛用しているのは、ルプルプエッセンス。
たったの3分で染まり、しっかり染めると1週間から10日くらいはもちます。
カラートリートメントは毎日使ったときでも、肌はまったく荒れませんでした。
このカラートリートメントをきっかけに少しずつ、以前のような生活にもどすことができました。
白髪染め問題をクリアしたので、次にコスメを探しましたが、これはかなり難航しました。
肌断食で吹き出物が一切なくなった肌でしたが、「敏感肌用」とうたったコスメもことごとく合わない。
これには本当に参りました。
自然派のものや敏感肌用コスメのトライアルをどんどん取り寄せては、ため息をつく毎日です。
しかし、やっと見つかるのです。
それもかなり良いものが。
肌断食よりおすすめのスキンケアはこれ!
私はどうも、たくさんいろんな種類のコスメを使ったり、リッチな成分すぎるものが合わないようです。
そうして出会ったのがこちら
あきゅらいずという、自社開発の保湿成分「草根木皮(そうこんもくひ)たまり」という和漢成分を配合したコスメです。
約5日間のお試しセットがあったので、これをポチ。
あきゅらいずのスキンケアはとてもシンプルで、
石鹸で洗って、オールインワンタイプの柔らかなクリームを塗るのが朝のステップ。
夜は、石鹸で洗ったあと、肌を柔らかくほぐすパックを使い、朝と同じオールインワンクリームを使う。
朝が2ステップ、夜が3ステップ。
これだけです。
しかし効果は絶大で、吹き出物でぶつぶつのわたしの肌が1週間もしないうちにどんどん綺麗になっていったのです。
あきゅらいずのお試しセット体験記はこちらへまとめております
もちろん現在も継続して使ってます。
ときどき浮気をして他のコスメも使ったりしますが、必ず戻ってしまいます。笑
また、他のコスメで肌トラブルが起きても、あきゅらいずを使うとすぐに鎮静化します。
シャンプー・トリートメント
シャンプー・トリートメントで継続しているのは「シリコーン入りのもの」を極力使わないこと。
シリコンを絶って肌トラブルがグッと軽減した経験があるのですから、シャンプーはもちろんトリートメント類も、ノンシリコンのものを使っています。
以前より、ノンシリコントリートメントも増えてきて、探しやすくなりました。
今気に入っているのは、スカルプDボーテ >>>
ノンシリコンシャンプー&トリートメントってお値段高めのことがおおいけど、こちらは量がたっぷり。
頭皮のケアもできるので気に入っています。
香りもすごく良くて使うたびに幸せな気分になります。笑
やはり湯シャンとは比べものにならないほど、髪がサラつやになりますし。笑
まとめ
肌断食に興味を持つかたは、やはり何かしらのトラブルを抱えているのではないかな?と思います。
あれこれ肌につけても治らないときは、いっそやめてみるのも良いかもしれません。
しかし、ハードルが高いのもの事実。
わたしはハンパなく肌トラブルが多かったので、それしか道がなかったのです。笑
でも人にはそうそう勧められないのも事実。
大変ですし、正直あまり楽しくはないのです。(本音)
やっと自分に合う化粧品を見つけたことで、ホッとしています。