自分に合うシャンプーがなかなか見つからないときや、シャンプーで肌あれしやすい時、
選択のひとつにシャンプーを石鹸にする「石鹸シャンプー」があります。
石けん型のシャンプーバーではなく、石けんをシャンプー代わりにする方法のことです。
「石鹸シャンプーって本当にいいの?」
については疑問の声も多いのです。
実はわたし、1時期石鹸シャンプーを実践していた時期があります。
しかし今はやめました。
石けんシャンプーは本当に良いのか?
メリットデメリット。やめた方が良いのかについてまとめてみました。
石けんをヤメて使っているシャンプーや、使って良かったシャンプーバーについてもご紹介します。
石鹸をシャンプーにするメリット
- 選ぶ手間がかからない
- ローコスト
- 手軽に始めることができる
- 川を汚さない
- お風呂場がスッキリする
ざっと、これくらいのメリットがあります。
シャンプー選びって、案外大変ですよね。
年々種類は増えてくるし、どれもこれも良さそうだし、用途別だったりして、一体どれを使ったら良いのか頭を悩ませますが、
石鹸シャンプーにしたなら、ごくシンプルな石鹸ひとつでOKなのです。
スーパーでもドラッグストアでも、雑貨店でも売っていたりする石鹸。
とくにこだわらなければ、その日のうちにすぐに始めることができます。
シャンプーはリンス(またはコンディショナー・トリートメント)も大抵必要で、
それ以外に体を洗う、石鹸(またはボティソープ)も必要になると、
お風呂場はごちゃごちゃするし、容器の下がネトっとしやすくて掃除が大変です。
石鹸シャンプーに切り替えたついでに、体も一緒にシャンプーで洗ってしまえば、
浴室は超スッキリです。
石鹸をシャンプーにするデメリット
しかし、石鹸シャンプーにはデメリットも多いのです。
とくに多いのが
- 髪がバサバサになった
- 髪がベタベタになる
- フケがでる
- 頭皮が荒れた
- パーマがかかりにくい
- カラーが落ちやすくなった
そして、シャンプー類を選ぶような楽しさ(トキメキ?)、が無くなってしまうこともデメリットだと思います。
石鹸シャンプーがあまりおすすめされていない理由
実は石鹸シャンプーって、髪のプロである美容師さんの多くからは、全くお勧めされていません。
その理由は、石鹸の成分にあります。
わたしたちの肌は、弱酸性。
対する石鹸は、アルカリ性。
石けんは肌や頭皮に対して刺激が強すぎるのです。
髪の毛がバサバサになるのは、アルカリ性にかたむいてしまうためで、お湯に酢を少量いれた「酢リンス」で中和をするとパサつきは少し収まります。
しかし髪だけじゃなく、肌や頭皮へのダメージがあります。
また、パーマがかかりにくなったり、カラーが退色しやすくなるというケースも多いようです。
石鹸シャンプーきしむ理由と対策
髪の表皮にあたる組織『キューティクル』は、アルカリ性になると開き、酸性になると閉じる性質があります。
石鹸はアルカリ性なので、そのままだと髪の毛がきしんでしまいます。
そこで石鹸シャンプーユーザーが使うのは、酢水。
洗面器に水を溜め、そこに酢を落として酢水を作ります。
さらに洗面器いっぱいの酢水にグリセリン大さじ1をたせば、保湿効果をプラスできます。
石鹸シャンプーで抜け毛が減る?
石鹸シャンプーを使って、抜け毛が減ったという人と抜け毛が増えたという人がいます。
その違いとは??
抜け毛が減ったという人は、もともと皮脂量が多めで頭皮がベタつきやすく、
反対に抜け毛が増えてしまったという人は、頭皮が乾燥気味の傾向があるようです。
また洗浄力の強い石鹸で洗うことによって、頭皮がすっきりとする人と、
脂分を取りすぎてしまい逆に頭皮が補おうと活性化して頭皮がベタベタになる人もいます。
この辺は個人差がかなりあるようで、実際に使ってみないとわかりません。
同じように白髪が増えたという人もいれば、白髪が減ったという人もいますが、
こちらも同じように、個人差があって、全ての人の白髪が減るわけでも、増えるわけでも無いのです。
私の実感として、石鹸シャンプーで白髪が減ったと感じることはありませんでした^^;
石鹸シャンプーやめた理由
わたしが石鹸シャンプーを始めたのは、顔にニキビができていたから・・。
ニキビをなんとかしたくて、いろいろ調べているうちに、
シャンプー剤が刺激となってニキビができることを知りました。
シャンプーより刺激にならないということで「石鹸」を使うことが奨められていて、半年くらい石鹸シャンプーを実践していました。
でも、フケは出やすいし髪はパサつくしでわたしには合っていたとは言えません^^;
そんな時、肌断食のことを知って肌断食を研究しているところでモニターまでやることにしました。
初回は、肌の悩みを相談し現在使っているものなどをヒアリング。
その際に
「ニキビができやすいので、石鹸シャンプーをしています」
と話したら・・・
「石鹸シャンプーこそ、肌荒れの原因になりますよ!!」
と言われました。
やはりその理由は、「石けんがアルカリ性なこと」と「肌に残ってしまいやすい」ことなどがあるそうです。
肌の弱い人やアトピーの方の中には、少なからず
石鹸信仰(?)的に、石鹸が一番安全と思って、使い続けてしまう人もいるけど、実際には石鹸は肌にとっても刺激物なのです。
石鹸シャンプーをすぐにやめて、湯シャンに挑戦しました。
その後、湯シャンも髪に合っていなかったためこちらもヤメて、その後は刺激の少ないシャンプーを厳選して使うようになりました。
石鹸シャンプーと石鹸型シャンプーの違い
というわけで、石鹸シャンプーはやめたわたしですが、石鹸型のシャンプーは時々つかっています。
石けんシャンプーと石けん型シャンプーは見た目がそっくりですが、中身は別モノです。
石けんは、天然油脂とアルカリが主な原料
石けん型の固形シャンプーは、天然由来の美容成分を中心に水を一切使わずに凝縮したもの。
成分は、メーカーによってかなり異なるのですが、ココナッツオイルや、ヤシ油などを使っているものが多いです。
シャンプーのみでOKのものもあれば、コンディショナーを使用するものもあります。
石けんをシャンプーにするよりはずっと使いやすく、髪や肌はもちろん、環境への配慮からも人気が集まっています。
「場所を取らないし」「プラスチックゴミも出ない」といったエコ的な目線からのメリットの他、
液体のシャンプーに比べて添加物が少ないケースも多いようです。
わたしの愛用する石鹸型シャンプー
石鹸型のシャンプーといえば、エティークが有名ですがわたしはエティークはあまり髪に合いませんでした。
シャンプーもコンディショナーも溶けやすくて使いにくかったのと、髪が乾燥してしまったので、途中で使うのはヤメてしまいました。
コスパも良くて、使用感も良いのはエコストアのもの。
こちらはシャンプー
エコストアシャンプー
ダメージヘアはこのスムース&モイストというものが、まとまりやすくて良いですよとショップの方に教えていただきました。
コンディショナーは1種類のみ。
エコストアのシャンプーバーは、エティークのように溶けません。
溶けにくいので、扱いがとても楽。
洗い上がりは少しキシキシするけど、コンディショナーをつけると潤います。
お値段も手頃だし、固形シャンプーの中では1番気に入ってます。
かなりココナッツの香りがするので、この香りが苦手でなければ使いやすいと思います。
固形シャンプーはいくつか使ってきたのですが、髪が健康な時はよいけど、ハイダメージになってくるとちょっと厳しいです。
わたしもブリーチを入れたりして髪が傷んでいるので、今はシャンプーバーじゃ髪がすこしバサバサになります。
クレイクリームシャンプー をメイン使って、時々固形シャンプーを使っています。
さいごに
石鹸シャンプーにはデメリットもメリットもあり、
効果も人によってかなりまちまちです。
自分に合うかどうかはつかってみなければ分からない。
つかってみて、あれ、なんかちょっと変かなぁ??
と思ったら、無理して続けずスパッとやめてしまうことも必要かと思います。
石鹸タイプのシャンプーは、場所も取らないし髪に合えばとても使いやすいです。